古城と魔女の塔

次に訪れたのは今夜のお宿、ラプンツェルの塔と歌われる高い塔のある古城ホテルトレンデンブルク。

塔に上ってラプンツェルを堪能したのは翌日の朝なので、まずは古城で過ごしたおとぎ話の一夜を先にまとめます。

 

今回、ツアーが大人数のため、古城ホテルだけでは部屋数が足りないということで、数名は近くの民宿に分かれるということになっていました。

この組分けのために、まずはハーメルンのホテルでのディナーでくじ引きが開催されていました。

さらに、お城を使ったホテルということでお部屋も多種多様だということで、部屋割りも到着後にくじ引きで決定。

ここでもさらに本館とは別に魔女の塔?といわれる別館とも分かれました。

お庭がとてもきれいにライトアップされていたのと、本館とはまた違う登ってきた山道が見える風景、ペンションのような落ち着きがあり、別館は別館でとても素敵な建物でした。

今回は全部屋ツアー参加者ということで、たっぷり見学させていただきました。ラッキー。

 

従業員総出で荷物を運んでもらっている間に別館の見学を済ませてから本館に移動。

(この従業員の皆さん、全員すてきにイケメンでした。ドイツ最高。)

エレベーターのない四階建ての建物のなか、10~20キロの荷物を運んでくれた皆様に感謝しつつ、荷物が届くまでお部屋見学続行。

 

もとがお城なので、すべてのお部屋が同じつくりということはあり得ず。通称として「王女の部屋」「王子の部屋」「召し使いの部屋」と呼ばれたりしていました。

どのお部屋も工夫を凝らして居心地よく過ごせるようにしてあったのが印象的でした。

 

私たちが当たったのは「王子の部屋」?グリーンでまとめられてベッドに天葢はなし。

それでも他のお部屋よりはひろく、備え付けの家具は多く、書き物机やソファセット

までありました。

お城のシンボルツリーが目の前で、窓を開けると目の前はラプンツェルの塔で、見張らしも素晴らしかったです。

あとユニットバスでしたが浴槽つきで、洗面台は女優ライトつきミラー(楽屋とかにありそうなの)飾りにカエルの王子が置かれているなどの遊び心つき。

とても素敵なお部屋でした。

 

キャアキャア騒ぎつつ、他のかたにもお部屋を紹介しているうちには、ディナーの時間。食堂に移動。

お食事が有名なホテルらしいのですが、毎回利用されていると言うこともあってか、この日はホテルがサプライズで用意してくれた、このツアーのためのスペシャルディナーだったそうです。

(メニューリストを撮影したし、解説もしてもらったのですが、その内容を忘れてしまったので、詳細は確認してから追記します)

 

食事を楽しんだあとは、ベランダでコーラスの練習。またしても楽譜を持っていないので、聴きに徹しました。

夕暮れに映えるコーラスの音色はとても素敵でした。

 

それから夕暮れせまる庭を散策しているうちに夜のお話会の時間になったので、移動。

最初は二階にある会議室のようなサロンで集まるのかと思いきや、階段が開かれていたのは地下への道。

そこに広がていたのは、騎士の間といわれる石造りの地下室でした。

燭台の明かりで、グリム童話のお話会が開催されました。

日本各地で語り部をされている方々だけあって、とても素敵なひとときでした。

ひとつは赤ずきんちゃん、もうひとつは三枚の鳥の羽。

うろおぼえで「カエルのお姫様が出てくるグリム童話があったような?」と思っていたので、この日、このお話を聞けてちょっと嬉しかったです。

最初はしっかりと耳を傾けていたのですが、語りの心地よさと一日の疲れが蝋燭の揺らぎと合間って、寝入る人も多数。昔ばなしの語りらしいよい雰囲気だったんじゃないかと思います。

私も後半、カエルのお姫様が嫁勝負に参加する辺りからの記憶が落っこちていたりします。

 

おやすみなさい